松江塾の塾長にメールをして、まずは私だけお会いして話をすることになった。
松江塾はたくさんの生徒さんを抱えているけれど、主に塾長ともうひとりの先生でやっている様子。
忙しい時間を使って頂いているのだからと、時間短縮になるようにこちらの話したいこと(息子の特徴や学習の様子など)を資料にしてPDFをUSBに入れて持っていった。
我が家にはプリンターがないので、途中のコンビニで印刷して持って行こうと思ったのだが、思いの外渋滞していて遅刻してしまった挙げ句、それを塾のプリンターで印刷してもらうという失態を犯してしまうのだけど…。
塾長は半ズボンだった。
私より多分年上だけど30代にも見えた。
そして目力が凄かった。
私が1時間近くかけて作った資料を嫌な顔もせず「フンフン…フンフン」と言ってあっという間に読んでしまった。
その後、私の質問に簡潔に答えていただき、塾の様子、授業の進め方、金額のこと、など話していたらあっという間に1時間経ってしまっていた。
その時には「絶対ここに行かせたい!!」と思っていた。
早速体験授業のお願いをして、後日息子を連れて行った。
きっと息子は目を輝かせて帰ってくるのだろう…、と思って待っていたら少し違った。
「松江塾には行かない」
と…。ガーン!!
先生の話すことを一生懸命聞く活発な生徒さん達と、連れてこられた自分との熱量の違いに自信を無くしてるようだった。(女子が多めなのも緊張した様子)
自宅から少し離れているので、息子の中学校の生徒さんがひとりもいなかったこともあるのかもしれない。
それを伝えると次の日塾長が息子と話をしてくれた。
すると迎えに行った車に乗り込むと同時に
「僕、松江塾に行く!!」
…どんなマジックを使ったの??
親の説得では全然ダメっだったのにさ。
そこで、すぐに通い始めればよかったのに、今の塾の塾代を収めたばかりだったので残り1ヶ月は今の塾に行かせることにしてしまった。
そこで今の塾の友達に「松江塾はすごく厳しいって聞いたよ」と言われ、息子はまた「転塾絶対無理!モード」になってしまった。
時間をかけて説得したが頑なで、松江塾には定期テスト前の忙しい時期にこれ以上迷惑はかけられないので一旦白紙にしてもらった。
私が行き当たりばったりで、きちんと息子の気持ちを転塾に持っていかずに突っ走ってしまったからだと思う…。
それでも、塾長の話やモチベーションを上げてくれる授業を聞いて息子は自分なりに計画し勉強に取り組む様になった。
息子に新しい風を吹かせてくれたことに感謝しかない。
転塾は、子供にとっても親にとっても大変で金銭的負担もある。
それでも、ここまで動いてみたのだし、他の塾も見てみようと思う。
ここで最善を尽くして転塾騒動は最後にしたい。
次はその他の塾のことを!