コロナ世代

今日職場に本社採用の新入社員の若者が挨拶に来た。

毎年の恒例行事で9月には営業の実践研修を1ヶ月だけやったりする。

毎年そうそうたる大学出身の若者がやって来る。

川越に事務所を移して7年になるが、一橋大、東大、慶応大、慶応大、早稲田大、千葉大…という感じだった。

 

一番最初の一橋大の子がほんとにすばらしく、私達がお客様から言われた無理難題、法律が絡むような難しい質問を受けて話していると、それを盗み聞きして次の日には調べてきたり。

私達が、まだ小さかった子供達を夕方事務所に連れて行くと、がっしりと子供の心を掴み一緒になって遊んでくれた。(息子は今でもこの一橋くんに憧れている)

そして、自分の仕事もきちんとやっているのだ。

営業実践では、大きな成績を上げ営業所内のトップレベルの人達と同じような成果を出した。

別れの時は、彼を思って皆で替え歌を作り、泣きながら歌った。

そんな、おばさん達のお世辞にもキレイとは言えない涙と歌に、彼が一番泣いていた。

 

そんなこともあって、次の若者から見劣りしてしまい…。

中には「うまくいかないけど頑張ってるな」と微笑ましくなる子もいたのだが…。

あきらかにおばさん達の対応をめんどくさそうにし、頼まれたことも数日後に聞くと「ヤベッ!」と忘れていたり。

女性ばかりの職場なので、蛍光灯の交換や重いものを運ぶのも気づいてやってほしいところだが、全く気づかない。

そして、頼んでも「今ですか?」って。(ランチに行きたかったらしい)

そんな子にはなぜか子供達も懐かなかった。

 

私は短い間だけの付き合いだし、彼らにとってここは通過点にしか過ぎないので、何か知恵や情報を求められたら答える程度で、彼らを「育てよう」とか「面倒をみよう」なんて1ミリも思っていなかった。

でも、女性の職場に必ず20%はいる「〇〇してあげるおばさん」は、「せっかく教えてあげようとしてるのに…だから今の若者は!!」「いい大学出ても、社会に出てこれじゃあダメよ!」と腹を立てがちで、「ねー!〇〇ちゃん!!」と、うっかりこっちまでその仲間に引きずり込もうとする。

 

ちなみに私は「今時(最近)の若者は…」という言葉を使ってしまうと、性悪クソばばあの扉が開いてしまう恐ろしい呪文だと思っているので言わないようにしている。(ただ、うっかり発してしまいそうになることが度々あるので焦る)

 

「今時の若者は…」って結局どの世代の人も言われてるのでは?と思う。

実際、私も20代前半まではよく言われた。

 

団塊の世代

しらけ世代

新人類

バブル世代

就職氷河期世代

ゆとり世代

さとり世代

 

…調べてみた。色々あるのね。(年代は書きませんが、私は就職氷河期世代でした)

それぞれの背景からどうしてそう呼ばれる世代になったのか調べたら面白かった。

 

結局、どの時代を生きようと、〇〇世代と一括りにされようと、大学がどこだろうと、本人次第でそれは武器にもなる。

ゆとり世代だと思ってたけど、君は一味違うね…」

そうな風に自分をおいしくもしてくれる。

 

きっと、息子たちの世代は「コロナ世代」と言われるのだろう。

ぜひそれを自分を磨くことでひとつの武器にしてほしい。