息子が中学生になって塾に通うようになった。
前にも書いたが、『塾に通わせればOK牧場 ♪ということではない!』
と早い段階で気づいた。
なので私も、心は女子中学生になって一緒に勉強することにした。
でも息子は
『テストのために2週間前から勉強する』
ということにピンときていない様子だった。
一緒に勉強していても、新しいクラスのグループLINEはピコンピコンなるわ、ちょっと目を離すとYouTubeを見出すわ、しまいには猫と遊び出すわ…。
「ちょっと×2!聞いてるの!?」
「あれれ!ピリオド全部つけ忘れてるよ!」
「あらやだ!なんで途中式書かないのよ!」
って、大きな声で(じゃないと息子の心まで届かない)話してたら、旦那さんが
「はーっ・・・。うるさい。」
と、消え入りそうな声でぬかしやがった(口悪)。
(小学生の頃の反省もあり、面白おかしく笑顔でやってたのに…)
私は、はらわた煮えくり返る気持ちを抑えて笑顔で旦那さんに言った。(逆に恐い。)
「なんか女ってすぐ感情的になっちゃってダメだよね〜。」
「塾の先生とかも男の人が多いから、男の人の方が先生向きなのかな〜?」
「よく考えたら〇〇(旦那)の方が勉強できるんだから、勉強はお願いしてもいい?」
・・・ということで、ある日突然『勉強担当はパパ』となった。
旦那さんは割とずっと優等生だった(らしい)。
でも、勉強ができるイコール勉強を教えるのが上手なわけではなかった。
教えている旦那さんを見ると、声を荒げる事はなかった。
でも、イライラしている様子が伺えた。
「え?こんなところもできないの?」
「え?まだ、これしかやってないの?」
「え?それさっきやったじゃん!忘れたの?」
多分、自分は勉強で困ったことがなく何事もすんなりと習得できてしまっていたから、単純に息子の気持ちに寄り添うことができなかったのだと思う。
「パパには教わりたくない…。」
と、息子が言った。
旦那さんに、伝えて(言い方には気をつけて)話し合った。
結果、少しペースを掴めるようになっていたこともあり、基本は息子の力でやり、勉強のペースの相談や細かな準備(ワークのコピー等)は私がカバーし、学校や塾で解消しきれなかったことだけ旦那さんに相談するようにした。
どちらかだけが関わるより分散したほうが、全員の心の負担が軽くなるようだった。
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そして、昨日今日と先週の中間テストの結果が返ってきた。
息子は新しい塾に変わり勉強時間も格段に増えて、私達夫婦が関わることもほとんどなかった。
相変わらず、家での勉強の仕方には思うところがあるけど、前の塾では行かなかった「自習」に行きよく頑張っていたと思う。
だけど、昨日英語のテストで66点を取ってきてしまった。
ずっと90点前後だったので、見たこともない点数だ。
多分、息子が一番ショックを受けているだろう。
昨日、LINEでその点数を知っていた旦那さんは帰ってくるなり息子を叱った。
「でも、数学は初めて100点取れてよかったね。」
と私が助け舟を出しても、
「なんでこんな点数なの?」
「反省してるの?」
「くやしくないの??」
と息子を攻め続けた。
私は、このままではよくないと思って息子にもう寝るように言った。
そして、旦那さんとはあえて他愛もない話をした。
ほんとは言いたいことがたくさんあったけど。
「終わったテストに対して怒るのはよくない。」
「一番悔しいのは息子であって、笑っているから何も感じてないと決めつけてはいけない。」
「“失敗は成長のチャンス”だと教えて、体感できるように仕向けてほしい。」
でも、今これを言ったら旦那さんが嫌な気持ちになるだけだと思った。
今朝、旦那さんを見送る時に
「あのね、国語も時間が足りなくて最後20点分できなかったんだって。今度は私が〇〇(息子)と話して反省会するね。もう、嫌な役引き受けてくれなくて大丈夫だよ。ありがとね。」
と伝えてみた。
旦那さんは少し笑って「はい…。」と言った。
今回のテストでのことから『子供の勉強の関わり方も、関わらせ方も難しいYO』という、ずっと悩みの種であるテーマを書きたくてメチャクチャ長くなってしまった…。
《2学期 中間テスト結果》
国語 69点
数学 100点
英語 66点
理科 94点
社会 95点
5科 424点
国語と英語はまさかの60点台。
国語は時間配分を間違え、最後に未記入が20点分。
英語は今まで点数がよかったけど、ぶっちゃけワークを見ながら「息子あまり理解してないかも」と思ってたので、現実がわかってよかった。
ピリオド忘れで4点、字が汚くて4点減点。
先生、減点してくれてありがとう!
数学、初めての100点!やったね。
理科、社会、過去最高得点。
頑張れ!息子!!