「やばい…明日、家庭科の提出がある。」
夜『やばい』と言われることほど恐いことはない。
「家庭科の提出ってなに?」
と聞くと、↓これを出してきた。
なんか、見覚えがある…。
家庭科の夏休みの宿題だ。
『小さな子向けのおもちゃを考える』というもの。
ほんとにこんなの作れるの?っていう図案だったけど、実際に作るわけじゃないと思ってた。
パズルができるブロック。
中に鈴を入れて音が鳴るとか。
アイデアはいいけど、大変そう…。
「えー!!どこまで作ったの??」
と聞くと、型紙おこしてフェルト切って、縫い始めるところまでやってたけど…。
材料が足りない!
「とりあえず足りないフェルトとか綿とか買ってくるから、できる限り進めといて!」
と伝えて買い物へ。
買い物から帰ってきてだいぶ進んでたけど
「スイカの種がうまくいかない…」
って。
母、手伝う。
「角がうまく縫えない…」
って。
母、手伝う。
なんて甘え上手。
そんなわけで、なんとか出来上がり。
3時間かかった。
「これ、親に手伝ってもらったってバレバレじゃない?」
と言うと、
「大丈夫大丈夫!家庭科の先生に好かれてるから!」
って。ほんとかいな。
だいこん
さかな?
きゅうり
にんじん
いか?
すいか
疲れて『やれやれ』とベットに入ってスマホを見てるとドアの前で
「マザー!明日集金だった〜!」
と叫ぶ息子。
さっき千円札使い切っちゃいましたけど…。
深夜12時、万札握りしめてコンビニに行くハメになりましたとさ。