3月15日、卒業式。
保護者はひとりだけの参加。
写真をうまく撮れるか不安だけど、私が行くことに。
校長先生のことば、
在校生のことば、
卒業生のことば、
PTA会長のことば、
みんなよかった。
校長先生が伝えてくれたのは、
『コミュニケーションの大切さ』
この先社会に出て行く上で、勉強以上に大切なこと。
なんなら、コミュニケーション力があれば少々勉強が苦手でも社会で活躍できるのだろう。
何度か泣きそうになりながら堪えたけど。
最後に歌った『旅立ちの日に』で、
「みんな、それぞれの道に突き進んでいくんだな…」
と、うっかり想像してヤバくなる。
そして、
『いま 別れのとき
飛び立とう 未来信じて
弾む若い力信じて…』
という歌詞で涙腺崩壊。
歳をとると涙腺が弱くて困る。
子供たちが最後のホームルームの間、保護者は体育館に残って先生達が作ってくれたDVDを鑑賞。
1年生の頃はやっぱり幼くて、みんなかわいい。
知ってる子の成長も見れてよかった。
その後、校庭で写真撮影。
この時に親もスマホで撮影。
息子を見つけて、
「ママと写真撮ろ!」
と誘っても、
「めんどい!恥ずい!」
と断られ、一緒に撮ることはできず。
広い校庭でポツンと見てるだけ。
女の子達はお母さんも交えて、キャッキャ言いながら写真撮ってて楽しそう。
それでも何回か友達を私の目の前に連れてきて
「…○○と撮って。」
とか、
「…先生と撮るから来て。」
とか。
ツンデレがたまらないぜ。
なんとか、任されていた写真のミッションは達成。
先生や友達と撮る時は満面の笑み。
ひとりで撮られる時は死んだ魚の目。
まあ、いいさ。
「友達と帰るから!」
と言われ、ひとりで帰ることに。
(スマホは奪われ…。)
同じように先に帰るお母さんは男の子のママばかりで
「男の子なんてこんなもんよね〜」
と話していた。
遠くから眺める息子は、家では見たことないくらい楽しそうで。
友達の輪の中でマスクをしててもわかるその笑顔は、小学校の頃と変わってなくて。
見守る距離はだんだん離れて行くけど、息子が笑顔で過ごせているだけで幸せだな…と思った。
家に帰り、荷物の中に息子からの手紙を見つける。
『ママとパパへ…』
と書かれた手紙は、相変わらずの汚い字でひらがなだらけ。
『ありがとう』の言葉以上に、
『めいわくかけた』と何度も書かれていた。
迷惑なんて一度もかけられてないよ。
自分の高校受験より勉強したことも、
汚い字に四苦八苦しながら丸つけしたことも、
テストの結果に一喜一憂したことも、
ゲームばかりしてて怒ったことも、
毎日の塾の送り迎えも、
今となっては、全部楽しかった。
最後に
『これからも迷惑かけると思うから覚悟しといて』
と書かれていて。
高校生活が色んな意味で楽しみになった。
息子が撮ってきた写真