怒涛の3月

 

3月、あっという間に半分過ぎてしまった。

なんだか忙しかったぜ。

 

まずは、旦那さんの誕生日。

たぶん44歳。

おめでとう。

奮発してお寿司を買った。

 

いくらの軍艦が大好きなもんで。

帰ってくるまで待てなくて…。

度を越したつまみ食いでいくらが消えた。

空いたスペースに海苔巻き入れたからなんだか変。

誰も気付かなかったからよかった。

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あとは、メガネを買ってあげた。

一緒に買いに行き、めっちゃ悩んで決めてたけど。

職場で誰にも気付かれなかったらしい。

 

 

姪っ子は最近『ビーリアル』ってのにハマってる。

なんか2分以内に写真投稿しないといけないらしい。

とにかくせわしない。

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2月に仕事を頑張ったのでご褒美で色々連れて行ってもらった。

小石田純一さんがいた。
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銀座の鉄板焼きのお店。
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でも、そんなことよりも大きな出来事が…。

息子、松江塾の川越BASEに入りました!!

 

次回、そこに至るまでを語りたいと思います。

 

 

 

男子高校生のバレンタインディ

 

『バレンタインディに生キャラメルを作りたい!』

と言う息子。

『えっ 誰にあげるの?』

ワクワクワクワク・・・。

 

『M山とW田とE川とT島と・・・、担任!』

 

全部、男やんけ!!つまらん。

 

 

バレンタイン、すっかり友チョコをあげるイベントなのね。

いつか息子にも春が来ますように。

 

 

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エスタ川越にかわいいワゴンを発見。

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お花とクッキーのお店だった。

かわいい。

バレンタインのクッキーがあったので買ってみた。


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クッキーの前には、またまたおむすびしゅん。

今回は3つ!

とってもおいしかった!!

 

この後会社に戻って、旦那さんに買ったはずのクッキーもたいらげた。

旦那さんにはポッキーを買って帰った。

 

 

 

 


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生キャラメルと生キャラメルを入れたタルト。

買ってきたタルトに流し込んだだけ。

超かんたん。

 

 

子供の字の汚さについて考えた⑥

 

えっと、どうしてこんなことを書き始めてしまったのだろう…と激しく後悔してます。

子供を1人しか育てたことのないおばさんが、教育に携わったこともないくせに吐いてる戯言です。

 

結局何が言いたかったのか…。

 

最近の若者はかわいい字を書かないのね。

そういえば息子の小さい頃は字のことで悩んでたな。

でも、字が汚くても賢い子もいれば、字がきれいでも勉強苦手な子もいるな。

だから字が汚くても、大事な時にきちんと書けてれば、そこまで気にしなくてもいいのかも。

でもでも、字がきれいだと優秀に見えちゃって、勉強の躓きを見落としがちだから気をつけて!

 

って話をしたかったのか…。

もはや、もう着地点がわからない。

 

 

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私は生命保険会社で働いている。

本社採用のエリートと違って営業職は高卒が多い。

最近あまり聞かない『短大卒』の私ですら珍しい。

そして、シングルマザーがとても多い。

 

お金がない。

時間がない。

ワンオペで生きるのに必死。

親が勉強に対して自信がない。

だから勉強はNOタッチにならざるを得ない。

 

こんな状況だからわが子の高校入試の頃には、

『偏差値40もない!』

『行ける高校がない!』

と困っている同僚がとても多い。

慌てて塾に入れるけど、親が何が大事なのかわかってないから塾に言われるまま色々な講習を取り、大金を払う。借金までする人もいる。

でも土台がないから塾に通ってもなかなか成績は上がらない。

 

埼玉には私立高校の確約制度があるけど。

オール3だと併願で確約を貰える高校はほぼない。

滑り止まらない滑り止めを受ける子も多い。

 

それでもみんな子供が小学生のうちは、出せるギリギリの金額で習い事をさせる。

スイミング

体操教室

サッカー

ピアノ

ダンス

 

『勉強はどうしてるの?』

と聞くと

『まだ小学生だからかわいそう!』

という。

 

もし我が家が、習い事に月1万円しか出すことができなくて、子どもの勉強を見ることができないのであれば塾に入れることが最優先なんだけどな。

 

そうゆう人達は、自分達の学生時代で時が止まっていて、『今』がどうなってるか知らない。

20年前に、相対評価から絶対評価に変わったことも知らない。

小学校のカラーテストは90点以上取れて普通。

中学校の通知表でオール4取れないと進路に困る。

親がどうであれ優秀な子もいると思うけど…。

『情報を集める力』『本質を見極める力』

が、親にあるかないかで子供の学力はだいぶ違ってくるんだろうな。

私が高校受験の頃は偏差値50台の高校ってたくさんあった。

でも今はすっかり少なくなったイメージ。

いわゆる『普通の子』が少ないのか…。

偏差値50以下の勉強が苦手な子。

偏差値60以上の勉強が得意な子。

(偏差値60で勉強が得意とは言えないかもしれないけど)

その両極端になってしまったのは、学校が進路に踏み込んで来なくなって、それに伴って親が関わるようになったからなのかな。

 

ブログの世界にいると優秀なお子さんばかりで麻痺してしまうけど、現実の世界では偏差値50以下の子はたくさんいる。

それでも、スポーツとか、他の世界で光るものがあって、社会に出た時に自分の力で生きていく力があればいいのだと思う。

でも、社会に出る年になってお金を稼ぐ手段が犯罪に加担したものだったり、女性であることを売りにするものだったり…、それが本人の望むものでなく、学力をつけられなかったが故にそこに行き着いてしまったのなら…、と考えると胸が苦しくなる。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

毎年この時期、高校受験が迫ってくると相談されることが多いこともあり…。

『字』の話からめちゃくちゃ長くなってしまった…。

できたら、せめて小学生のうちに相談してほしいな。

 

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今日息子に筆箱を借りたら、新しいペンが。

同級生にもらった誕生日プレゼントらしい。

そして悲惨な消しゴムを発見。

フランケン。

 

〜終〜

子供の字の汚さについて考えた⑤

 

後輩Aの家での勉強が終わってしばらくした頃。

後輩Bから相談を受けた。

『息子が学校で問題が起きて登校できなくなった。』

と。そのうち学校に行けるようになったけど。

その後もお休みが時々あり。

暇になった息子を見てて、何かさせたかったので、

『B太君(後輩B息子)息子と一緒に勉強しない?』

と後輩Bに声をかけてみたら喜んでくれた。

 

後輩Bもシングルマザー。

22歳で出産してすぐ離婚して実家に住んでいる。

かわいくて天然さんで、

『〇山さんてどこの保険会社に入ってるんだっけ?』

と聞いたら、

『プリンセス生命です!』

と元気よく言った。

『…プルデンシャル生命のことかな?』

ってツッコむと顔を真っ赤にして。

職場を和やかにしてくれている。

 

 

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B太君は学童には入らず、学校から帰るとおばあちゃんが見てくれている。

B太君は若くてかわいくてやさしいママが大好き。

勉強も学校でやっていることはきちんと理解してた。

節約して捻出したお金で体操教室や英会話教室に通わせて一生懸命子育てしているようだった。

 

昼間お母さんがいないのでおばあちゃんと勉強。

毎日の音読もおばあちゃんが聞いて、

『えーそうなんだ!それでそれで??』

と盛り上げ上手。

登校できずにいた時に習ったことはスマホで調べて、

『コンパス使う正三角形の書き方調べたのよ!』

なんて言っていた。

 

はじめてお邪魔した日、おばあちゃんが今までのテストやノートを見せてくれた。

テストはほとんど90点以上だった。

それでもおばあちゃんは間違えたところをとても気にしていた。

『B太はケアレスミスが多くって…。』

と、✖️がつくところをとても気にしていた。

そして通知表もとてもよいのに、

『どうしてこの項目が丸にならないのだろう?』

と、気にしていた。

 

『まずは90点取れてることを褒めて、間違えた理由がわかってミスを繰り返さなければOK!』

『小学生のうちの通知表はそこまで気にしなくてOK!息子は小学生の頃は通知表悪かったけど、中学生からよくなった。』

と伝えた。

息子は飛び抜けて頭がいいわけではなく。

俯瞰して見ると『中の上』レベルだけど…。

 

『〇〇君(息子)もそうなら安心した!』

と言ってくれた。

 

それからおばあちゃんはB太君の気になるところを次々言った。

字が汚い。

漢字が苦手。

ケアレスミスが多い。

集中力がない。

『全部、賢い証拠ですよ!』

(超一般人の)私が言ったらとても嬉しそうにした。

 

子供が褒められることって、自分が褒められるより嬉しいんだな。

いや、一生懸命子育てしてればしてるほど、

『子供が褒められること=自分が褒められた』

になるのかもしれない。

そして、そのがんばりを誰かに聞いてほしいんだな。

『私なんかでよかったらいくらでもお話聞きます!』

って思っちゃった。

 

 

ただ気になったのは、B太君の

『習ってないものはわからないからやりたくない!』

というスタンス。

そして、計算問題は好きだけど文章題が苦手だった。

文章題をやらせるととても嫌そう。

ちょっとだけ先取り…なんてのも無理そうだった。

 

そこで、松江塾のエルの問題をやってもらった。

答えがついていないので息子にもやらせた。

こんな長い文章読めるかな?と心配しつつ。

 

結果、めっちゃ夢中になってやってた!

高2の息子も夢中になってた!

 

B太君は、まるでガリレオ福山雅治が謎を解く時のように。

文章を読んで、大事なところには丸をして。

大事なところは書き出して、余白で計算。

あっという間に解き終えて、

『もっとやりたい!』

と楽しそうに言った。

 

間違ってるところもあったけど、ギリギリ解けるか解けないかくらいの問題がよかったみたい。

教材選びも大事なんだな。

 

 

ほんとは松江塾をおすすめしたくて。

ブログを見せたけど、うまくいかない。

ブログだけ見ると親の負担を感じてしまうみたい。

人にすすめるって難しい。

だいたい我が家だって松江塾じゃないし。

できたらまずはボネ子先生に!!

と思ってたが、来年度は4年生。

たしかボネ子先生は3年生まで。

なんか、松江塾を紹介する動画とかあればいいのにな〜

生徒たちの様子とか、保護者へのインタビューとか。

それを見せるだけならできる気がするのにな〜

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

B太君と息子は今隔週で『一緒に勉強する』というスタイルを取っている。

B太君がやる学習は私が考え準備して、各々自分の勉強をして、丸つけと解説を息子がやる。

その間、私とおばあちゃんと後輩Bでおしゃべり。

教育に興味がある人とのおしゃべり楽しい。

小学生の教材とか本屋さんで探すのも楽しい。

小学生のお子さんがいるブロガーさんの記事も楽しい。

 

 

そんなこんなで息子は教育学部を目指すことになった。

調べたら教育学部って文系が多くて、文理選択間違えた?って心配になるけど。

目指す何かがあるってすばらしい。

 

〜次で最後〜

 

子供の字の汚さについて考えた④

 

『次女は3人の中でいちばん賢いです。

三女はヤバいです。』

と後輩は言った。

 

そうして次の年、下2人の勉強をみることになった。

まずは、プリントやテスト、お便りがぐちゃちゃで、

『こんな中で勉強できないでしょ!』

とツッコみつつ片づけをした。

整理整頓できていないと学力も上がらない。

安い棚を持って行き、2人別々の収納を作った。

 

 

いざ勉強を始めると…。

『次女は3人の中では賢い』と言っていたけど。

次女ちゃんがいちばん深刻だと思った。

次女ちゃんは6年生。とっても字がきれい。

硬筆展は毎年選ばれていた。

そして、周りに気配りができるよい子だった。

後輩は『字がきれい=頭がいい』と思い込んでいた。

…テストや通知表を見ないので。

 

算数は単純なたし算引き算かけ算はできるけど。

割り算のひっ算、分数、角度、面積、どれもできなかった。

漢字は1文字の訓読みなら書けても、2文字以上の熟語になると全滅。

そして、できないことよりも大変なのが、

『字をきれいに書くことへのこだわり』

メモ感覚でいい計算も、強い筆圧でていねいに書く。

間違えたらわざわざ消しゴムで消して書き直す。

『わからないことは恥ずかしいこと』

と思っていて、質問できない。

間違いを恐れてなかなか解き(書き)始めない。

 

あとは、同じテーブルで勉強している三女ちゃんが気になって、間違えて答えてると『それ違うよ!』と口を挟んでくる。

周りが気になって集中できないんだな。

そこへ、お酒を飲みながら後輩が口を出す。

『〇〇(次女)!ちゃんと聞いて!怒られるよ!』

・・・なんだそれ。

 

3分の1+3分の1は6分の2と答えるので、3等分したピザの絵を書いて説明。

『わかった!!』

と嬉しそうにして、次の問題からピザの絵を書き出す。ていねいに。

説明をしてても、うんうんと頷きながら頭の中は『正解を当てること』でいっぱい。

最後まで話を聞かずに

『じゃあ正解はこれ?』

『これで合ってる?』

って感じで、解き始める。

だから理解が深まらない…。

 

後輩の子供達への関わり方を見て気がついた。

息子『じゃあこの答えアイウのどれ?』

次女『…イ!』

後輩『すごいじゃん!当たってるよ!』

私&息子『・・・。』

 

『答えが当たってればよし。』

『その答えをどう導き出したのか聞かない。』

 

なんとか道筋だけでも立てておかないと、中学校では長女ちゃんより大変になるだろうと思った。

 

 

 

3女ちゃんは学校で問題児扱いされていて。

担任の先生から年中電話がくるような子だった。

ていねいにゆっくり字を書くことも、30分じっと座ってることもできなかった。

書くことが嫌いで、殴り書き&漢字なし。

なにかの学習プリントの『今日のふりかえり』の欄に、『わたしはふりかえらない』と書いていたり。

でも100マス計算など、大人も交じってみんなでゲーム感覚でやると、早いしミスもなかった。

テストの間違いも、説明すればすぐに理解して。

もしかしたら賢い子なのかな?と思った。

 

 

それから無料のドリルを印刷して平日は後輩に丸つけを頼み、休日に勉強を見た。

中学生の長女ちゃんと比べて、小学生はまた違った大変さがあり。

集中力を継続させること、子供達のわかる言葉で理解してもらうことが特に大変だった。

 

それでも2人とも息子に懐いてくれて、息子にとってよい経験になってるな…と思った。

 

だけど勉強がドタキャンされるようになってきて。

はっきりと言わなかったが、毎日の勉強ができていないことが原因っぽかった。

仕事から帰ってから、食事を作って家事をして。

その後の丸つけがしんどかったんだと思う。

 

そして丸つけされないから子供達も勉強しなくなる。

悪循環。

 

私は後輩の予算も考えて『公文』をすすめた。

『公文』には気になるところもあるけど。

2人にとって最初のステップとしてはいいと思った。

1教科7000円程度、というのも魅力的。

 

後輩は最初2人分の塾代が厳しいと渋った。

『子供にある程度の学力をつけずに社会に出すのは、戦場に武器も鎧もなく行かせるようなもの!』

と伝えた。

後輩はポカンとして、私の言いたいことは伝わらなかった。

でも覚悟を決め、2人は今仲良く公文に通っている。

 

 

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これで後輩Aの話はおしまい。

 

後輩Aは悪いお母さんではない。

子供達だってお母さんのことが大好き。

週末にはたこ焼きパーティーしたり、

誕生日にはケーキを作ったり。

子供達が喜ぶことを考え、やっている。

 

ただ目の前のことに一生懸命で、子供の将来のことまで考える余裕がないだけなのかもしれない。

 

後輩Aの子育ては失敗だったのか…。

そんな判断をできる立場ではないけど。

私は『成功』だと思う。

 

3人とも明るくてかわいい気持ちの優しい子だから。

 

ジェンダーレスの時代にこの発言はどうかと思うが、

『女の子はかわいくて優しければOK!』

だと、私は思っている。

 

だからきっと大丈夫。

 

 

〜⑤へつづく〜

息子の誕生日に少しだけ懺悔したい

 

子供の字の汚さについて考えたシリーズをお休みして・・・

 

 

修学旅行から帰ってきた息子。

お土産たくさん買ってきた。

かめせん。

島唐辛子

紅芋タルト。

雪塩

ルートビア

 

ルートビアは中学の友達とカラオケで飲むんだとか。

味見したら湿布風味のコーラ!

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パパにTシャツ!
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そして、息子17歳の誕生日。

おめでとう!!!

カフェシュクリエさんのケーキ。

おいしかった。
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17歳になっても雪で遊ぶらしい。

寒くないのかい?
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そして、誕生日に英検の不合格がわかる。

まさかの1点足りなくて不合格。

息子らしい。

『低い点で受かっても入試で使えないから!』

とよくわからない強がりを言っていた。

まあ、がんばれ息子よ。

 

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

今でこそ息子への愛が強めな母親ですが…。

17年前の私は、長い陣痛の末産まれてきた息子を見てガッカリするような最低最悪の母親でした。

 

 

それまで女系家族で育った私。

妹と母と暮らしてきて。

従姉妹も全員女の子。

男の子を育てるのが全く想像できなかった。

健診の時に先生に、

『あれ?男の子かな?』

と言われて、病院の隣のマックでヤケ食いするくらいショックだった。

 

私はとにかく女の子のお母さんになりたかった。

ただでさえ子供好きじゃないのに、男の子なんて…。

女の子なら可愛い服を着せて毎日髪を結ってあげて。

お休みの日は、いっしょにお菓子を作って。

そんな子育てならできるのに…。

 

男の子は遊びも激しそうだし、反抗期も凄そうだし。

どう接したらいいかわからないし。

一生(?)働くんだから、責任重大!無理!!

と思っていた。

産まれるまでお腹の子に声を掛けることもなく。

予定日直前まで働いて、子供のことをあまり考えないようにした。

 

予定日から1週間遅れて産まれた息子は大きかった。

助産師さんや、先生が

『おめでとうございます!男の子ですよ』

と見せてくれたけど、ガッカリの方が大きかった。

『やっぱり男の子か。しかもガッツ石松じゃないか!』

と思ってしまった。

 

子供を連れて家に帰って、お世話が始まって。

『ちゃんと見てないと死んでしまうかもしれない…』

と、ひたすらガン見し続けた。

仕事をしてないせいか自己肯定感も下がり鬱状態

毎日泣いてばかりいた。

そのうち息子は私を目で追うようになり。

常に抱いていないと泣くようになった。

やっと寝たと思っても、置くと泣く。

背中に超高感度センサーでもついてるのかと思った。

 

ハイハイできるようになると、後追いが始まって。

私が見えなくなると泣いて、

『ママここにいるよ!』

と言うと満面の笑顔になった。

その頃から少しずつかわいくなったけど…。

正直、人生でそこまで人から愛された経験がなく、戸惑いの方が大きかった。

 

子供が1歳になって社会復帰して保育園に預けるようになった。

1日中一緒にいないことで心に余裕が生まれた。

息子を迎えに行くのは19時近く。

私をみつけると『ママー!』と嬉しそうに駆け寄ってきた。

そこで私は初めて息子を

『死ぬほどかわいい!』

と思ったような気がする。

それからの子育ては楽しさ大変さが半分ずつくらい。

でも息子のことを『かわいくない』と思うことはなくなった。

 

今となっては

『男の子のお母さんにさせてもらってよかった』

と思っている。

人間的に至らない所の多い私を、少しだけ成長させてくれて。

苦手な男の子を育てたら、世の中の子供がみんなかわいく思えるようになったから。

 

Happy 17th birthday!

 

 

子供の字の汚さについて考えた③

 

後輩にいろんな意味で面白い子がいる(後輩A)。

40歳、元美容師さんでシングルマザー。

三姉妹のお母さん。

酒好き。破天荒。勉強が苦手。

一般常識をあまり知らない。

入社して間もない頃、企業宛の郵便物を出す時、

『そこに住所あるから、郵便番号読み上げて!』

ってお願いしたら、

『350-1200(さんびゃくごじゅうひくせんにひゃく)』

と読み上げた。

気を取り直して、

『会社名の後に御中って書いてね!』

と言ったら、

『ウオンチュウ(want you)?スペルが…』

と言ったツワモノ。

 

 

ある日、その後輩Aに、

『娘が超バカなんですけどいい塾ないですか?』

と聞かれた。

自分の娘を『バカ』という後輩に怒りを覚えたが、

『成績はどんな感じなの?定期テストは?』

と返すと、

『“1”とかあります!テストは見てないです!』

とぬかしやがった。

『それってヤバくない?』

と私が言うと、

『そうなんですよ!〇〇(娘)ヤバくって!』

と言う後輩。

『ヤバいのはあなたですからっ!』

と、叫んでしまった。

 

ちょうど息子が通っていた塾で、学校の授業についていけない子を対象に“平均点を目指すコース”ができたので紹介した。

ただ、紹介するには責任もあるし、まず娘さんに会って話を聞くことにした。

 

娘さんは、当時中学3年生。

受け答えもきちんとしたきれいな子だった。

話している分には賢そうにも見える。

でも、定期テストは全て30点以下。

通知表は1と2のみ。

 

息子が通っていた塾で体験をして

『こんなにわかりやすく教わったのは初めて!』

と喜んでいたが、距離が遠く通うのが困難と諦めた。

 

それから自宅から通える塾を探した。

いくつか当たったが集団塾は断られた。

個別塾で入塾可能なとこを見つけたが、料金が高い。

精一杯の金額で英語と数学だけ受けることにした。

ただその塾から進学の見込める高校として挙げられたのは普通高校ではなく、不登校の子が進むような単位制の高校か専門学校だった。

娘さんは成績は悪かったが、毎日真面目に通学して部活もやっていた。

そしてみんなと同じ普通高校への進学を望んでいた。

まだ9カ月ある!乗りかかった船だ!応援したい!

と思った。

 

 

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公立高校に落ちて滑り止めの私立高校に行った息子。

燃え尽きてしまったように勉強量が激減。

勉強に関しては定期テストと小テストの対策だけ。

自分の中で『学校で上位20%以内ならよし』と思っているようだった。

そのせいが定期テストだけよくて模試は散々な結果。

部活も幽霊部員で、帰ってきたらゲーム三昧。

高みを目指して、勉強することがなくなった。

それでも進学した高校がとても合っていたようで、

『この学校に進学できてよかった!』

と言うので、親としては学校生活が充実してることは安心。

でも、先々を考えるとちょっと不安…みたいな感じだった。

 

そんな息子に

『中3の女の子の勉強を見てあげてくれない?』

と断りを覚悟で、今までの経緯を交えて聞いてみた。

受験生に関わることでいい方向に行けば…と思った。

 

『自信はないけど、やってみようかな。』

思いのほか前向きに、快諾してくれた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

そんな感じで週末に勉強をみるようになった。

娘さんの学力は、おそらく小3くらいで躓いて、放置されてる感じだった。

たし算とかけ算混合の問題で、かけ算を先に計算することも知らなかった。

ただ、きれいではないけど、さらさらと迷いなく字を書く様子に、

『もしかして本来は普通にできる子なのかも…』

と思った。

国語は私が教えて、それ以外は息子が見た。

息子は、わからない子にどういえば伝わるのかと、

『えっと、なんて言えばいいのかな…』

と試行錯誤し、時には図に書いて見せて教えていた。

正直、教えるのは上手とは言えないが、定期テストの取り組み方、暗記の仕方、内申の上げ方など、自分も苦労して改善した話はきちんと伝えていた。

 

それから数ヶ月経ち、私に病気が見つかり。

一緒に勉強できなくなったけど、その頃には勉強の習慣ができて。

定期テストも少し上がり、国語だけは60点以上取れるようになった。

 

そうして、偏差値30/内申20なかった子が偏差値43の高校を受験した。

塾や学校の先生から『厳しい』と言われての受験。

 

結果は289点で合格!

(500点中200点取れれば合格と言われいた。)

 

その後、中学時代は100人中98番とかだった成績も、高校では真ん中くらいに。

自己肯定感も上がったらしい。

 

ここで終わっていればハッピーエンドなんだけど。

その後、次女と三女の勉強も見てほしいと頼まれる。

 

〜④へつづく〜