子供の字の汚さについて考えた⑤

 

後輩Aの家での勉強が終わってしばらくした頃。

後輩Bから相談を受けた。

『息子が学校で問題が起きて登校できなくなった。』

と。そのうち学校に行けるようになったけど。

その後もお休みが時々あり。

暇になった息子を見てて、何かさせたかったので、

『B太君(後輩B息子)息子と一緒に勉強しない?』

と後輩Bに声をかけてみたら喜んでくれた。

 

後輩Bもシングルマザー。

22歳で出産してすぐ離婚して実家に住んでいる。

かわいくて天然さんで、

『〇山さんてどこの保険会社に入ってるんだっけ?』

と聞いたら、

『プリンセス生命です!』

と元気よく言った。

『…プルデンシャル生命のことかな?』

ってツッコむと顔を真っ赤にして。

職場を和やかにしてくれている。

 

 

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B太君は学童には入らず、学校から帰るとおばあちゃんが見てくれている。

B太君は若くてかわいくてやさしいママが大好き。

勉強も学校でやっていることはきちんと理解してた。

節約して捻出したお金で体操教室や英会話教室に通わせて一生懸命子育てしているようだった。

 

昼間お母さんがいないのでおばあちゃんと勉強。

毎日の音読もおばあちゃんが聞いて、

『えーそうなんだ!それでそれで??』

と盛り上げ上手。

登校できずにいた時に習ったことはスマホで調べて、

『コンパス使う正三角形の書き方調べたのよ!』

なんて言っていた。

 

はじめてお邪魔した日、おばあちゃんが今までのテストやノートを見せてくれた。

テストはほとんど90点以上だった。

それでもおばあちゃんは間違えたところをとても気にしていた。

『B太はケアレスミスが多くって…。』

と、✖️がつくところをとても気にしていた。

そして通知表もとてもよいのに、

『どうしてこの項目が丸にならないのだろう?』

と、気にしていた。

 

『まずは90点取れてることを褒めて、間違えた理由がわかってミスを繰り返さなければOK!』

『小学生のうちの通知表はそこまで気にしなくてOK!息子は小学生の頃は通知表悪かったけど、中学生からよくなった。』

と伝えた。

息子は飛び抜けて頭がいいわけではなく。

俯瞰して見ると『中の上』レベルだけど…。

 

『〇〇君(息子)もそうなら安心した!』

と言ってくれた。

 

それからおばあちゃんはB太君の気になるところを次々言った。

字が汚い。

漢字が苦手。

ケアレスミスが多い。

集中力がない。

『全部、賢い証拠ですよ!』

(超一般人の)私が言ったらとても嬉しそうにした。

 

子供が褒められることって、自分が褒められるより嬉しいんだな。

いや、一生懸命子育てしてればしてるほど、

『子供が褒められること=自分が褒められた』

になるのかもしれない。

そして、そのがんばりを誰かに聞いてほしいんだな。

『私なんかでよかったらいくらでもお話聞きます!』

って思っちゃった。

 

 

ただ気になったのは、B太君の

『習ってないものはわからないからやりたくない!』

というスタンス。

そして、計算問題は好きだけど文章題が苦手だった。

文章題をやらせるととても嫌そう。

ちょっとだけ先取り…なんてのも無理そうだった。

 

そこで、松江塾のエルの問題をやってもらった。

答えがついていないので息子にもやらせた。

こんな長い文章読めるかな?と心配しつつ。

 

結果、めっちゃ夢中になってやってた!

高2の息子も夢中になってた!

 

B太君は、まるでガリレオ福山雅治が謎を解く時のように。

文章を読んで、大事なところには丸をして。

大事なところは書き出して、余白で計算。

あっという間に解き終えて、

『もっとやりたい!』

と楽しそうに言った。

 

間違ってるところもあったけど、ギリギリ解けるか解けないかくらいの問題がよかったみたい。

教材選びも大事なんだな。

 

 

ほんとは松江塾をおすすめしたくて。

ブログを見せたけど、うまくいかない。

ブログだけ見ると親の負担を感じてしまうみたい。

人にすすめるって難しい。

だいたい我が家だって松江塾じゃないし。

できたらまずはボネ子先生に!!

と思ってたが、来年度は4年生。

たしかボネ子先生は3年生まで。

なんか、松江塾を紹介する動画とかあればいいのにな〜

生徒たちの様子とか、保護者へのインタビューとか。

それを見せるだけならできる気がするのにな〜

 

 

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B太君と息子は今隔週で『一緒に勉強する』というスタイルを取っている。

B太君がやる学習は私が考え準備して、各々自分の勉強をして、丸つけと解説を息子がやる。

その間、私とおばあちゃんと後輩Bでおしゃべり。

教育に興味がある人とのおしゃべり楽しい。

小学生の教材とか本屋さんで探すのも楽しい。

小学生のお子さんがいるブロガーさんの記事も楽しい。

 

 

そんなこんなで息子は教育学部を目指すことになった。

調べたら教育学部って文系が多くて、文理選択間違えた?って心配になるけど。

目指す何かがあるってすばらしい。

 

〜次で最後〜