息子、川越BASE生になる!① ~数学リニアって何?~

 

もう4年程前のこと。

息子、中学1年生。

勉強の伴走について考えていた私はネットサーフィンに明け暮れ、川越の松江塾の塾長が発信するブログに辿り着いた。

そして、他の塾とは違う物言いにハマってしまった。

 

それから少しして世の中はコロナ。

学校も塾も行けなくなって。

ブログで連呼される『自学』の大切さを再確認した。

 

その頃、当時通ってた塾に方向性の違いを感じ始め。

転塾を考えるようになった。

転塾先として考えたのは松江塾一択だった。

塾長と面談させてもらって、体験授業もして…。

なのに色々あって入塾にはならなかった。

 

それからもブログをずっと読み続けた。

時に傷ついたりするのにやめられなかった。

 

息子が高校生になった頃、松江塾に『川越BASE』ができた。

松江塾は中学3年生まで在籍すると無料の高等部に進める。

高等部は授業はないが、無料の自習室で勉強し放題。

高等部には外部生は入れないのだが、『川越BASE』は外部生も入塾できる(有料)。

駅からも近くて利便性もよい。

 

早速息子に勧めてみたが…。

『学校に残って勉強してるから大丈夫。』

と断られた。

おそらく、体験までさせてもらって入塾せず、第一志望の公立高校に落ちた自分が『また通いたいです』と言うのが恥ずかしかったのだろう。

 

 

高校1年生の頃の息子は、よく学校に残って勉強していた。

入学当初は、適当に決めた併願校の男子校に、

『男ばっかりじゃないか!』

とやさぐれて積極的に友達を作ろうとせず…。

それでも、中学生の頃と違ってみんな基本的に真面目なことがわかり。

勉強を頑張っててもバカにする人はいない。

少しずつ友達が増え、気がつけば、

『男子校最高!みんないいヤツ!!』

と言うようになり、仲のいい子と放課後勉強してくるようになった。

その頃にはもう私の伴走は必要とされなくなり。

小論文の添削を時々頼まれたり、調理実習の練習を一緒にするくらい。

 

それが、高校2年生になってまっすぐ帰ってくることが多くなった。

原因はクラス替えでメンバーが変わったこと。

そして『一番尊敬してる』と言ってた友達が不登校になり退学してしまったこと。

学校の定期テストは上位20%以内を維持していたけど、模試の結果が悪くなった。

それでも私は、

『評定はいいから指定校で大学にいけばいいか…。』

と思っていた。

 

そんな息子が高3のクラス希望を『国公立理系コース』で出した。

『国公立理系コースは指定校推薦禁止』なのに。

息子は教育学部のある大学で数学の先生になる勉強をしたいらしく。

自宅から通えるのは国立大か、早稲田しかない。

おそらく、ものすごく頑張らないと合格は厳しそう。

頑張るにはもう時間があまりないけど。

自分で選んだ進路を応援したいと思った。

その頃から1教科5万円の個別指導塾に通い始めた。

週に1回、80分の授業を受けて帰ってくる。

でもなんだかモヤっとした。

『なんか違う』って…。

 

そんな時、松江塾のブログで『数学リニア』の記事があがった。

『数学リニアってなに??』

と調べたら、

都内にある、医学部合格者を大勢出している生徒派という塾の塾長による数学教材。

ジーマーチ以上目指す人が使う青チャート、挫折する人が多いらしい。

数学リニアでは、小冊子を少しずつこなしていくことで、挫折せずに短期間で単元を修了することが可能なんだとか。

 

『すごい!息子に教えてあげたい!』

と思ったけど、松江塾生じゃないから受ける権利がない…。

 

~つづく~