男の子のお母さん

突如、妹(42歳)が…、

「世の中の男の子のお母さんてさぁ…」

と、言ってきた。

「な…、何?」

と、ドキドキしながら聞いた。

 

「旦那さんのこと大好きだよね!(怒)」

 

…ズコーッ!(-_-)

 

(「まあ、好きだけどさー。女の子のお母さんだってそうでしょ。」)

と思ったけど言わなかった。

 

妹は、子供が1歳になる前に離婚しているので、思うところもあったのだろう。

 

 

 

 

私にとって

「男の子のお母さんってさぁ」

という言葉、結構な破壊力を持っている。

「B型の人ってさぁ」

のそれと同じくらい。

少し構えていないといけないのだ。

妹がそんなことを言うので思い出したことがある。

 

 

 

息子が小学3年生の頃だったと思う。

いつもは、鍵っ子でひとりで留守番をしているのだが、その日はたまたま用があり私は家に戻っていた。

息子は、帰って私がいて嬉しそうにしていた。

すると、インターホンが鳴った。

映っているのは、一緒の下校班の女の子(Aちゃん)のお母さんだった。

 

「うちの娘が〇〇君(息子)にケガさせられたって言ってるんですけど。」

上品に話してはいるけれど、怒りが滲み出ていた。

 

マンションのエントランスまで降りていく間に、息子になにがあったか聞くと

「前を歩いていたAちゃんが転んでしまった。」

「自分はそんな覚えはないけど、もしかしたら少しぶつかったのかな…。」

と話してくれた。

 

私は仕事柄、相手がどんな人かほんの少し話しただけでわかる方だと思っている。

“Aちゃんのお母さん”の場合は、この先のことまで考えると「とりあえず謝る」が最善の選択だと思った。

エントランスまで降りる3分程度でそれを判断して息子には、

「とりあえず、一旦ママは謝る。でも、ママはあなたがわざと人にケガをさせるような子ではないと知っている。Aちゃんに謝ることで嫌な気持ちになるかもしれない。だから後でちゃんと話をしようね!」

と、早口で話してAちゃん親子の元へ行った。

 

エントランスに着くとAちゃん親子がいた。

お母さんはとてもきれいにされていて、Aちゃんは平日なのにデパートに売っているブランドの服を着ていた。(息子は全身西松屋

Aちゃんはずっと泣いていて、ヒザは擦りむいていた。

 

Aちゃんのお母さんは、

「男の子のお母さんだとわからないかもしれないんですけど、娘は今まで嘘をついたことがないんです。その娘が〇〇君に突き飛ばされて転んでケガをしたと言っているんです!」

と言った。Aちゃんは何も言わず泣いているだけだった。

 

私は、

「息子に確認したら、『Aちゃんは大切なお友達だからわざと押すようなことは絶対していないんだけど、後ろを歩いていたのでもしかしたら気づかないうちにぶつかってしまったのかもしれない』と言っているんです。」

「うちの子少しボーッとしたところがあるので…ほんとに申し訳ありません。Aちゃんも痛かったよね。ほんとにごめんね。」

「お洋服も、汚れてたらクリーニングに出すし、破れてたら弁償させて下さい。」

と、話した。

 

息子も

「ごめんなさい。」

と謝った。

 

Aちゃんのお母さんは

「男の子のお母さんって、皆さんすぐに謝ってくれないんですけど(…そうなの?)〇〇君のお母さんが謝ってくれてよかったです。これからも下校班で一緒なので気をつけてくれれば大丈夫です。」

と、少し笑顔になって帰っていった。

 

ツッコミどころ満載で、色々とと思うことがあったが、

「私が今気にしなければいけないのは息子だ!」

と気を取り直して真実を調べることにした。

 

息子には

「謝ってくれてありがとう。ほんとに〇〇が悪いのかちゃんと調べてくるから、その後で話をしよう。今日は特別にハーゲンダッツ食べていいよ!」

と言って、先に帰した。

 

私は、同じマンションの数少ないママ友のところに行った。

そこには、息子と同級生の女の子のBちゃんがいて下校班も同じ。

そしてBちゃんは周りをよく見ているのだ。

 

事情を話してBちゃんに聞くと

「Aちゃんねー、歩道の段になってるとこ歩いてて自分で転んだんだよ!」

と話してくれた。

 

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これ。歩車道境界ブロックというらしい。

 

「〇〇(息子)が押したんじゃないの?」

と確認すると

「〇〇(息子)は、巻き込まれて一緒に転んじゃってたよー」

と、知らない情報まで教えてくれた。

…てゆうか、息子よ、転んでたなら教えてくれよ(T_T)

 

 

家に戻り、嫌がる息子に抱きついた。

「〇〇悪くなかったよ!謝らせてごめんね!!」

「やっぱそうだった?自信なくて。」

「てゆうか、自分もケガしたなら言ってよ!」

「たいしたことないし、言うとママ会社戻れないでしょ!」

「…。(涙目)」

「ママ会社行かないと僕ゲームできないし!(笑)」

 

そんな訳で、「とにかく息子が人を傷つけたわけじゃなくてよかった!」と完結。

 

 

ちなみにママ友が近所の薬局でAちゃん母にばったり会った時に

「うちの娘が〇〇君にケガさせられた!」

と言ってきたので

「娘(Bちゃん)が見てたけど、ほんとは自分でケガしたみたいよ!」

と事実を話してくれたとか。

 

後日Aちゃん母、菓子折りを持って謝りに来てくれた。

「…そうゆうことではないんじゃないのかな。」

とモヤッとしたが、笑顔で受け取り(一度は遠慮しつつ)別れた。

そして友達にはなれないタイプだな、と思った。

…お互い様か。

 

 

私は、嘘をつく。

仕事柄、2日に1回は。

年相応だと思っても「お若いですね!」と言うし、

出されたコーヒーが普通でも「おいしい!」と言う。

 

息子だってそうだ。

年に数回しか会わない義母が作った煮物が口に合うかと聞かれれば

「おいしいよ」とほんとは苦手なのに言うし、

私の父が選んだお世辞にもセンスがいいと言えないTシャツを

「見ようによってはオシャレ」と言って受け取る。

 

 

なんとなく「うちの子は絶対嘘をつかないんです」って育てられてしまうと、辛いんじゃないのかな…と思ってしまった。

 

 

息子には

「時には嘘をつくことがあるかもしれない。でも、人を騙したり、人を傷つけたりする嘘はつかないてほしい。」

と話した。

 

 

定期テスト

息子の定期テストが終った。

 

今回は息子主体で口出しせずにやることにしていた。

結果、それが私にとっては思いの外しんどくて、すごくつかれた。

家にいると、息子の勉強の様子が気になり、ウズウズ&イライラするので、わざと残業したり、同じく中2の姪っ子に苦手な数学を教えに行ったりしてテスト期間をなんとかやり過ごした。 

関係ないけど、他人の子供(特に女子)に勉強教える時は、全くイラつかずに菩薩のように振る舞えるのはなぜだろう?

 

 すこし心に余裕ができたので、誰も興味がないだろうが今までの定期テストを振り返ってみようと思う。

全体的にザックリだと、ただただ私がテンパっていた。

なにせ、私は人生で「テスト勉強らしいテスト勉強」をしたことがないのだ。

テスト勉強の仕方がわからないのだ。

 

 

〜ちなみに私の学生時代(テスト編)〜

 

前日の夜になって焦る

なぜか「一夜漬けでいける」と思う

ノートをとっていないから困る

とうとう深夜になるが部屋の片付けがしたくなる

片付けてたら出てきた漫画を読み出す

寝落ち

 

結局、登校時間と学校でテストまでの時間、死に物狂いになってやっと平均点を超えるか超えないか…。

  

 

そんな訳で勉強の仕方がわからないので本屋で「定期テスト対策」なる問題集をしこたま買ってみた。

あとは東大生の書いた本とか、集中力が上がる本とか…。

けど、結局それを使うことはなかった。

 

 

中学生の親になって初めて知ったのだが、テストの時は同時に提出物がある。

結構なボリュームだった。

ワーク・ノート・プリント

たいしたことなそうに見えるがどれも息子にとっては苦手分野。

どれも数十ページだが、ワークは教科によっては…

“ノートに1回やったらB“

”ノートに2回やったらBorA“

“ノートに3回やったらA”

 

息子にとって苦痛でしかない繰り返しの作業、2回が限界だった。

(漢字の練習も、だけバーッと書いてから隣のつくりを書いていた)

ノートもきちんと書いていない&字が汚い。

プリントも貼っていない&紛失。

嫌々やっているから全然頭に入らない。

まずはここを克服しなければならなかった。

 

〈1学期中間〉

↑ の提出物に追われ、取り組みも遅く惨敗。

時間が足りなくて、プリント張りや丸付けを手伝う。

なんなら色塗りも手伝うハメに。

〈1学期期末〉

少し早く始めたことと、夫の協力でコツが掴める。

本人に丸付けさせるが、明らかに間違えているのに◯にしていて結局直す。

それを確認するためにワーク・ノート・プリントは親が確認。

〈2学期中間〉

興味のある教科は“ワーク3回”ができるように。(字は汚い)

言葉が足りなくて△かな…という回答には補足を書くように促す。

まだワーク・ノート・プリントは親が確認。

〈2学期期末〉

ここまで手伝っていた丸付けも自分でできるように

ワーク・ノート・プリントは確認したが直しはなかった。

「そばに座ってて」と可愛いことを言うので、そばで見てた。

〈3学期期末〉

「本当に困った時だけ助けて」と言うように。

ワーク・ノート・プリントは本人が「多分大丈夫!」と言うように。

気になって見ちゃったけど、口出しはしなかった。

 

 

そして今回。

息子に

「頑張ってる?」

と聞くと

「もう結構終わってるよ!」

とワークを見せてきた。

なんとなくめくったら1問だけやってないところが

「あれ?なんでここだけやってないの?」

と聞くと

「あっ!!やべっ(^_^;)」

ってのがあった。

 

でもそれだけ。

歩みは遅いが成長してるんだな、と思った。

 

 

結局、私が買った参考書やテスト対策の問題集はほとんど使うことはなかった。

この歳にして初めてテストと向き合ってみたのだが、学校のテストでは

①授業を真剣に聞くこと

②ノートに板書以外で先生が言ったことを書くこと

③ワークとプリントを頭に叩き込むこと(こまめにやって丸付けがよい

これが大事だということがわかった。

ちなみにプリントを作るのが好きな先生は、プリントから問題を出しがち。

 多分、熱い想いでプリントを作ってくれているから。

 

 

ポテトサラダ

息子が塾で自習してくると言うので(テストが近い)、塾まで送った後少し遠出して前から気になっていた上尾のスタバに行ってきた。

 

ネイバーフッドのスタバを超えている?とも言われていてやはりシャレオツだった。


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《めがね屋さんが併設》

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《ステキな中庭?》


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《チョコとバナナが入ったやつ》

 

 

ちなみに、スタバでむやみにMacBookなど開いてキャリアウーマン風になりたがる私。

この日も、職場で頼まれた資料を作っていたけど、それも飽きちゃってヤフーニュースを見ていたら気になる記事が…。

 

news.yahoo.co.jp

お子さん連れの女性に対し「母親ならポテトサラダぐらい作ったらどうだ」という言葉を言い放った中年おじさんを目撃した女性のTwitterが話題になっているらしい。

お気に入りのブロガーさんの記事で拝見していたので、「ああ、このことだったのか」と思った。

 

ツイートした女性は「大丈夫」と感じて欲しくて、目の前でポテトサラダのお惣菜を2つ買ったとか。(ステキ過ぎ)

 

 

 

もし、私がその場にいたらどうしたかな…?と考えた。

できたら、一休さんばりにトンチをきかせてその中年おじさんを「ぎゃふん」と言わせたい。

 

 

「ここのスーパーのポテトサラダめっちゃおいしいですよね!」

と、暴言を吐かれた女性の側に立つか。…パンチ弱っ。

 「この間、調理実習でポテトサラダ作ったらめっちゃ大変だった!」

と、息子に言わせるか。…恥ずかしがって絶対言ってくれない。

 「あなたの奥様も、手作りを装って惣菜のポテサラ出してると思いますよ!」

と、中年おじさんに言うか。…これはキレられるな。

 

 

よいアイデアがあったら教えて欲しい。

 

 

 

 

ちなみに、私はポテトサラダは自分で作ります。

なぜなら、玉ねぎが食べられないから。(ただの好き嫌い)

お惣菜のって、たいてい玉ねぎ入りですよね…。

 

 

ちなみにポテトサラダ、こんな感じで作ってます。

 

《ポテトサラダの作り方》

じゃがいもを丸ごと茹でる(なぜか母親から芋は皮ごと茹でろ!と言われた)

サルモネラ菌を気にしつつ、卵も一緒に茹でる

激アツで、指が死にそうになりながらじゃがいもの皮を剥く

じゃがいもを「コノヤロー」と言いながら潰す

白身を持っていかれそうになりながら、ゆで卵の皮を剥く

きゅうりをスライスして塩もみの刑にする

しばらく放置するときゅうりから汁が出るので絞る

潰したアツアツのじゃがいもにフレンチドレッシングをかける

酢にむせそうになりながら、きゅうり、シーチキンを入れる

にんじんは気分で入れたり入れなかったり

適当に切ったゆでたまごとマヨネーズを入れる

最後に黒コショウをふって出来上がり

 

 

…結構めんどくせーじゃないか!!

 

 

 

こんなにめんどくさい工程なのに、数百円で食べられるスーパーのお惣菜のポテサラ。

もはや、神だと思う。

 

 

スタバの話はどこに行った。

なんだか勝手に腹が立って、この後キッシュも食べましたとさ。

 

 

 

 

私が働く理由

私が働く理由はいくつかある。

 

「働こう!」と決めた時、働き方には2つの選択肢があった。

 

①扶養の範囲のパートなどで年間の収入を100万程度に抑えて働く。

②扶養から外れて正社員として独身時代と同じ位(それ以上)を目指し働く。

 

私は迷わず②を選んだ。

 

理由はいくつかあったけど…

 当時ろくな資格を持っていなかった私は、パートだと接客業しか仕事がない

私に接客業というコミュニケーション能力を求められる仕事ができるわけない

パートだと保育園に預けたらお給料はほとんど残らなくなってしまう

シフト制で働いて、保育園からお迎えの連絡があった時の対応に困りそう

シフト制で働いて、子供の病気で急に休むなんて気が引けて言えなそう

その頃旦那さんの会社の「退職金制度」がなくなり老後が不安になった

「退職金制度」のある会社=正社員だと思った

老後は夫婦で厚生年金を受け取った方がいいと思った

厚生年金なら将来旦那さんに捨てられる(?)ことがあってもなんとかなる

…こんな感じで②を選んだ。

 

 

表向きは。

 

 

ぶっちゃけ、こんな理由も大事だけど1番の理由は…

 

「自分のお金」でごはんを食べたかったのだ!

とにかく、すてきなランチがしたかったのだ!

 

別にやろうと思えばできたけど、たいした家事&子育てスキルのない私が旦那さんのお給料でランチをすることが後ろめたかった。

だって旦那さんは私の作ったクソまずい弁当を食べているのだから。

(ちなみに今は腹黒くなったのか、そんなことは微塵も思わないのだけど…) 

 

入社が決まり、息子を母に預け入社説明会の後ランチをした。

1年以上、キッチンで立ったままで、納豆ご飯、卵かけご飯、ふりかけご飯をエンドレスで繰り返していた私には衝撃的だった。

傍らに息子がいない寂しさはあるものの、最後まで座ったまま料理を楽しんだのは久しぶりだった。

 

 

そして今、そんな「食」という欲にまみれた私は、ランチだけを楽しみに日々働いている。

 

洋服もいりません!(上下3〜4着をローテーション)

メイクも人を不快にしない程度で大丈夫です!

美容室でもカットしかしません!

靴もカバンも壊れるまで使います!

週に1日はコンビニのおにぎりで我慢します!

 

だから、どうか…おいしいランチを食べることを許して下さい。

 

 

 

 

と、ゆーわけで最近のランチ。

 


《Grill&Dining SUNNY》
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お肉料理がおいしいお店。

あとデザートのプリンがすごくおいしい。

私が行った日はたまたまセーラー服の女子高生まみれで(近くの市立高校?)おばさんひとりが浮いてましたが、きちんとデザートまで食べました。

 

 

《ちゃりや》
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もともとは焼き鳥屋さん。何年か前からランチのみのどんぶり屋さんに。

多分、全部おいしい。(私は焼き鳥丼or親子丼)

店員さん(奥さん?)の接客の感じがとてもよい。

ぬか漬けがうれしい。

 

 

《in the park》
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新しく駅近くにできた施設の中にある(めっちゃ混んでた)。

枝豆のやつは、食べかけではなくそーゆー盛付け。

薪火料理の店らしく、お肉と横に添えられているふりかけ(?)がおいしかった。

値段の割に店員さんが…。(思うところあり)

 

 

《cafe オーマチ》
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最近一番気に入っているお店。

若くてかわいいご夫婦がやっていて勝手に応援している。

接客は普通だが、とにかくかわいいので大丈夫。

料理もデザートも全部おいしい。(語彙力なし)

 

 

 

《コーヒーアディクト》
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仕事が日高方面の時に寄るお店。

駐車場が広くて停めやすく、店内はシャレオツ。(古っ)

カフェメニューばかり。(米はないかも)

いい感じに歳をとった夫婦が、高そうな犬を連れてくる。

 

 

 

ただ、ひとりで行くのが好きなので(仕事中ということもあり)食べるのがめちゃくちゃ早くて、どんどん太ります。

 

 

夫婦の会話

何年か前に、自宅のインターネット回線をポケットWi-Fiにした。

コードでごちゃごちゃした機械が嫌でスッキリしたかったから。

ところがこのコロナで(旦那さんが)リモートワークをすることになり、「それでは仕事にならん!」と見直すことにした。

 

夫婦で音楽が好きで、スペースシャワーTVが見たかったこと、私がNETFLIXの「愛の不時着」を見てみたかったこともあり、ジェイコムに加入した。

 

ところが、しばらくするとリビング以外の部屋で“圏外”になるようになってしまった。

そこで、中継機を買いに行くことにした。

私はメカ音痴なので、旦那さんと一緒に行くことにした。

息子も誘ったが「家で勉強がしたい」と断られた。

 

二人で出かけるのは久しぶりなので、最初はお互いの仕事のこと、最近お気に入りのバンドのこと、ハマっている漫画のことなどを話した。

 

 

そして昨日書いたブログのこと、旦那さんに話した。

 

aka-net.hatenablog.com

 

息子は、何でも“パパ”に話すことを少し嫌がるようになってしまっていたので、ほんとにちょうどよかった。

すごく嬉しかったから聞いてほしかったのだ。

旦那さんも

「へー、そうなんだ…。」

とだけ言って、すごく嬉しそうな顔をしていた。

 

 

 

帰り道、二人で息子の将来について話した。

 

できれば、お互いを高め合えるような友達に巡り合ってほしいな

できれば、好きなことが高いレベルでできる大学に行ってほしいな

できれば、やりがいを感じながらスキルアップできる仕事に就いてほしいな

できれば、慎ましくても自分が欲しい物が買える程度の収入を得てほしいな

できれば、きちんと税金を収められる人になってほしいな

できれば、お互いを大事にできる女性に巡り合ってほしいな

できれば、幸せな家族をもってほしいな

できれば、子供を持つ喜びを知ってほしいな

できれば、時には壁にぶち当たって、それを乗り越えてほしいな

できれば、自分のケツは自分で拭ける人間になってほしいな

 

 どんだけ〜!

 

…なんて多いのでしょう。(なんならもっと出た)

 

 

 とりあえず、なにか折に触れて息子に話すことはあっても、こちらの考えを押し付けるのはよくないね、と話した。

親だって発展途上なのだから。

結局、何が正しいのかはわからないけど、夫婦の価値観が同じだっただけで「まあ、よかった」と思った。

 

 


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おじさんとおばさんが若者に混ざって買ったタピオカ。

 

 

息子の携帯


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息子を拾って塾に向かう途中、空があまりにきれいで。

車を停めて携帯で1枚だけ写真を撮った。

 

その様子を見た息子が

「なにしてるの?」

と聞いた。

理由を話すと

「えーそうかな…。」

と首を傾げた。

「(中学生男子なんてそんなものか…。)」

と車を走り出させようとすると、自分の携帯のフォルダを見せてきた。

 

 

 

そこには、きれいな空の写真がたくさんあった。

 

「僕の写真の方がめっちゃキレイだよ!!(自慢げ)」

 

 

 

私はなんだか嬉しくなって、喉の奥が熱くなった。

 

 

 

最近の息子は思春期真っ只中で、自分のことを話したがらない。

親が、がっかりするような思いやりのない行動をとったり。

幼稚で見当違いな、世の中を全てわかっているような言葉を発したり。

こちらが悲しい気持ちになるような態度が見られ、「誰もが通る道だ」と頭ではわかっていても親として何かが足りていなかったのでは?と考えたりもしていた。

 ここのとこ、塾の送迎は説教タイムになっていた。

 

今朝、とある取引先の社長の奥様のところへお届けものがあり、「息子さん元気?」なんて話からその話になった。

 

奥様は

「親は思っている以上に無力よ。子供は親の元を駆け抜けて行くだけだから。」

と言った。

すごく胸に刺さる言葉だった。

 

 

息子が生まれる時、元気に泣いてくれることだけを願った。

眠れない日が続いても、笑ってくれるだけで嬉しかった。

小さな時は、ご飯を残さず食べてくれるだけで嬉しかった。

かたことの赤ちゃん語がかわいくてずっとこのままでもいいと思った。

保育園では、泣かずに楽しく過ごせればいいと思った。

お迎えの時、「ママ!」と駆け寄ってくる姿に死んでもいいと思った。

小学校では、友達がたくさんできて元気に遊んでくれればいいと思った。

毎日元気に帰ってきてくれればそれでよかった。

 

元気で笑顔でいてくれればそれでよかったのだ。

 

 

でも今は違う。

中学生として、人として、息子として、多くのことを願ってしまっている。

こういう行動をして欲しい。

こういう発言をして欲しい。

こういう考え方をして欲しい。

 

願うことが増えたから、説教する機会も増えたのかもしれない。

 

 

「子供に対して何かを願わない親はいない」と私は思う。

でも、今日いただいた言葉で、それは思ったほど子供に伝わらないかもしれない…ということを頭に入れておかないといけないと思った。

 

 

息子を待つ時間「(思春期問題は)とりあえず、もう少し様子を見よう」と心に決め空をボーッと見ていた。

それもあって写真を撮りたくなったのかもしれない。

 

 

 

息子には「空がきれい」だと思う気持ちがあった。

それだけで全てが大丈夫な気がした。

 

 

コロナ世代

今日職場に本社採用の新入社員の若者が挨拶に来た。

毎年の恒例行事で9月には営業の実践研修を1ヶ月だけやったりする。

毎年そうそうたる大学出身の若者がやって来る。

川越に事務所を移して7年になるが、一橋大、東大、慶応大、慶応大、早稲田大、千葉大…という感じだった。

 

一番最初の一橋大の子がほんとにすばらしく、私達がお客様から言われた無理難題、法律が絡むような難しい質問を受けて話していると、それを盗み聞きして次の日には調べてきたり。

私達が、まだ小さかった子供達を夕方事務所に連れて行くと、がっしりと子供の心を掴み一緒になって遊んでくれた。(息子は今でもこの一橋くんに憧れている)

そして、自分の仕事もきちんとやっているのだ。

営業実践では、大きな成績を上げ営業所内のトップレベルの人達と同じような成果を出した。

別れの時は、彼を思って皆で替え歌を作り、泣きながら歌った。

そんな、おばさん達のお世辞にもキレイとは言えない涙と歌に、彼が一番泣いていた。

 

そんなこともあって、次の若者から見劣りしてしまい…。

中には「うまくいかないけど頑張ってるな」と微笑ましくなる子もいたのだが…。

あきらかにおばさん達の対応をめんどくさそうにし、頼まれたことも数日後に聞くと「ヤベッ!」と忘れていたり。

女性ばかりの職場なので、蛍光灯の交換や重いものを運ぶのも気づいてやってほしいところだが、全く気づかない。

そして、頼んでも「今ですか?」って。(ランチに行きたかったらしい)

そんな子にはなぜか子供達も懐かなかった。

 

私は短い間だけの付き合いだし、彼らにとってここは通過点にしか過ぎないので、何か知恵や情報を求められたら答える程度で、彼らを「育てよう」とか「面倒をみよう」なんて1ミリも思っていなかった。

でも、女性の職場に必ず20%はいる「〇〇してあげるおばさん」は、「せっかく教えてあげようとしてるのに…だから今の若者は!!」「いい大学出ても、社会に出てこれじゃあダメよ!」と腹を立てがちで、「ねー!〇〇ちゃん!!」と、うっかりこっちまでその仲間に引きずり込もうとする。

 

ちなみに私は「今時(最近)の若者は…」という言葉を使ってしまうと、性悪クソばばあの扉が開いてしまう恐ろしい呪文だと思っているので言わないようにしている。(ただ、うっかり発してしまいそうになることが度々あるので焦る)

 

「今時の若者は…」って結局どの世代の人も言われてるのでは?と思う。

実際、私も20代前半まではよく言われた。

 

団塊の世代

しらけ世代

新人類

バブル世代

就職氷河期世代

ゆとり世代

さとり世代

 

…調べてみた。色々あるのね。(年代は書きませんが、私は就職氷河期世代でした)

それぞれの背景からどうしてそう呼ばれる世代になったのか調べたら面白かった。

 

結局、どの時代を生きようと、〇〇世代と一括りにされようと、大学がどこだろうと、本人次第でそれは武器にもなる。

ゆとり世代だと思ってたけど、君は一味違うね…」

そうな風に自分をおいしくもしてくれる。

 

きっと、息子たちの世代は「コロナ世代」と言われるのだろう。

ぜひそれを自分を磨くことでひとつの武器にしてほしい。