健康でいるために

 

世の中がコロナになる少し前の12月、職場の同僚が亡くなった。

 

その2年前にステージ2のガンがみつかって。

その時は、きっと治るとみんなが思ってた。

 

抗がん剤の治療を始めると

抗がん剤はがん細胞を活発にして再発のリスクを高めるらしい』

と彼女が言った。

 

「そんなことないよ。大丈夫!」

と声をかけて励ましたつもりでいて。

不安だから色々検索しちゃうんだろうな…くらいにしか思ってなかった。

 

それから数ヶ月して

「同室だった人が再発して亡くなった。やっぱ抗がん剤はよくないんだ…。」

という彼女に、かける言葉がみつからなかった。

彼女から、病気が治る本や健康に関する本を頼まれて届けたり。

自然食品のお店でよさそうなお茶を見つけて届けたりした。

 

それから半年後にまた入院。

「再発してた。余命半年だって…。」

顔色もいい彼女からは信じられなくて。

 

ほんとに半年後、彼女は亡くなってしまった。

家族で過ごすクリスマスを楽しみにしていたけど叶わなかった。

同じ一人息子を持つお母さんで、お子さんはまだ小学生。

どんな気持ちだったか考えると辛くて。

 

そのうち自分の『保険の営業』の仕事まで辛くなってきた。

保険のご案内で『ガンの保障』の説明をすると動機がしたり。

お客様から「入院した」と連絡があるだけで悲しくなって。

 

彼女が亡くなって少しすると、コロナで世界中が大騒ぎになって。

誰もが知っている有名人が亡くなったり。

会社も長期の自宅待機になって、家から出なくなり。

毎日熱を計って自分の体と向き合う日々。

ちょっとしたことで『もしかして病気?』

と考えるようになる。

 

今思えばこの頃、私の心は病気寸前になっていた気がする。

 

 

このままではよくないと、行動することにした。

まずは家の断捨離。

ゴミ袋30袋以上出し、家をきれいにした。

そして子供の高校受験の親ができる準備。

ブログも始めた。

最後に食事の見直し。

 

 

食事に関してもよく調べるようになった。

買い物の時は裏の原材料も必ずガン見。

スラッシュ(/)の後ろは添加物なので厳しくチェック。

 

調べれば調べるほど新しい情報が出てきて。

最終的には沼にハマってしまって…。

 

友達と食事に行っても

「ナス科の野菜は子宮の病気になりやすいから食べない」

「ドレッシングはサラダ油が使われているからかけない」

「小麦粉は腸によくないから食べない」

とか

「中国と日本と韓国が農薬使用トップ3なんだよ」

「調整豆乳は添加物まみれで健康によくないよ」

「牛乳でカルシウムは取れないんだよ」

…なんて言ってしまっていた。

 

そのうち食事に誘われなくなって気がついた。

「こんな私と食べたら、せっかくのごはんがマズくなる!」

 

それからは、『外食の時は気にせず食べる』ことにして。

家での食事を気をつけることに。

 

家での食事も気をつけているのは調味料。

砂糖

醤油

味噌

スパイス類

 

あとは『できるだけ〇〇』な程度。

できるだけ、国産。

できるだけ、無添加

みたいな。

 

最近思っているのは、

『食事よりも心の在り方が大事』

ということ。

口角を上げるだけで免疫力が上がるとか。

笑いでがん細胞が減少するとか。

本当のことはよくわからないけど、そうやって楽しく健康になりたい。

 

 

いよいよ更年期か?って感じになってきてるけど。

あちこち痛くなりがちだけど。

もうすぐ47歳になるけど。

 

『まあまあ元気』が続くといいな。