息子は副教科が苦手。
運動神経は、なし。
手先は、超不器用。
ブラインドタッチはできるのに、楽器は弾けない。
だけど『苦手だから…』とやらないでいるよりも、
『苦手だけと楽しんで前向きに取り組もう』と考えてほしかった。
逆上がりは手のひらにマメを作って1年以上かかってできるようになって、
自転車も転んでばかりで、友達よりだいぶ遅れたけど乗れるようになって、
ドッヂボールの大会があれば一緒に練習して速いボールも取れるようになった。
家庭科の裁縫もいつも授業中に終わらず持ち帰りだったけど一緒にやって、
ピアニカもリコーダーもセンスゼロだけど練習に付き合い本番には弾けるように。
私も仕事をしているので、週末は旦那さんが付き合ってもらったり。
時には三人で取り組んだ。
そーゆーことがすんなりできる子とは違うので、あーでもないこーでもない言いながら、工夫したり、本来のやり方でない方法をとったり。
よそから見たら過保護の極みなんだと思うけど。
そうやって過ごす時間がとにかく楽しかった。
息子もできないことに挑戦する時、ひとりだとへの字口だったけど、
私達も一緒だといつも笑顔だった。
そうやって取り組むと、絵画コンクールで入賞したり、読書感想文で入賞したり。
全校集会で表彰されることもあった。
『苦手なことも前向きに努力すれば結果を残すことができる』
それが息子の自己肯定感を上げてくれたのだと思う。
今では息子が『できない』と言うことはほとんどない。
『やればできるっしょ!』(やってないことも多い)
と、発言できるようになったのはすばらしいことだと思う。
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昨日息子が
『今週調理実習でレタスチャーハン作るよ』
と言ってきた。
『じゃあ、その前に家で1回練習しようか』
と提案した。
『ママならそう言うと思って、学校からレシピ持ってきた』
と、ドヤ顔の息子。
“家庭科だって本気でやろう!”
が染みついたんだな。
そんなわけで今日息子とレタスチャーハンを作った。
出来ないくせに卵を片手割りして殻が入ったり、
ネギがみじん切りになってなかったり、
フライパンの煽りに失敗してご飯が飛んだりしたけど、
楽しく作って、とってもおいしかった。
【イクメンくん】
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