息子のいない土曜日。
旦那さんとお昼ご飯を食べに出かけた。
食べるところがなかなか決まらずヒトモメ。
結局家から近いラーメン屋さんへ。
たまごだらけになってしまった。
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『字の汚さについて考えた』
について書きたいのだけど、その前に…。
息子の将来の夢について語りたいと思う(いきなり)。
息子が初めて将来の夢について語ったのは2歳の時。
彼の初めての夢は『パーシーになること』だった。
みんなが大好きなアンパンマンに一切目もくれず。
とにかく機関車トーマスのパーシーが好きだった。
日々パーシーになるために鍛錬し、緑の服を好んだ。
そして3歳になると
『仮面ライダーになりたい!』
と言い出した。
小学3年生頃まで、家ではいつもベルトを装着。
『変身!!』
と叫んで、常に見えないなにかと戦っていた。
それから4年生でプログラミングを習い始め、戦うのを辞めた。
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去年の11月、いきなり息子が宣言した。
『プロチームのオーディション受けるからゲームに集中したい!』
と。
(いやいや、YOU基本ゲームに集中してますよ?)
と、ツッコミを入れたい気持ちを必死に抑えた。
彼の夢は知らぬ間に『プロゲーマー』になっていた。
息子は中学生の頃からVALORANTというゲームにハマっている。
よくわからないけど、多分5人でチームを作って戦うゲーム。
最初の頃は同級生とだったけど、最近はみんな受験勉強にシフトしつつあり、その場で知り合った(ネット上で)見知らぬ大人達とやっている。
最初は見知らぬ人とやることに不安にもなったけど、
『よろしくお願いします!』
『ありがとうございます!』
『ナイスです!!』
なんてやり取りを見て、敬語やコミュニケーション力の上達に繋がるような気がして見守ることにした。
だからってプロゲーマーになるなんて…。
お母さんびっくり。
VALORANTでプロになるには、スポンサーのついたプロチームに属するか、自分でチームを作って試合に勝ち続けてスポンサーについてもらうしかない。
息子は手っ取り早くオーディションでチームに入れてもらう方を選んだ。
オーデションを受けるには、レディアントという最上位ランクになってることが最低条件。
レディアントはプレイヤーの0.02パーセント。
11月の時点で息子はそのひとつ下のイモータル。
息子の言い分はこうだった。
・年内はできる限りゲームをやりランクを上げたい。
・プロになれたら大学受験はせず、高校も辞めたい。
・年末までにプロになれなかったら大学受験はする。
・かわりに(?)定期テストの順位は落とさない。
私も自分の言い分を言った。
『我が家は学生じゃない子は養わない方針だけど、プロになったからと言って生活できるお金が貰えると限らないよね?生活費や社会保険料とかどうするの?』
息子は
『しばらくは養ってよ…。』
と言った。
プロゲーマーが反対なんて時代遅れかもしれない。
『高校は出てほしい、できたら大学に行ってほしい』
と思うのも親のエゴなのかもしれない。
それでも私は心の底から応援できなかった。
いちばんは、ゲームに明け暮れて体を壊す人が多いと聞いていて、それがとにかく心配だった。
それでも息子の人生。
あとで、後悔のないように。
条件付きで認めることにした。
・1日6時間は寝ること
・きちんと3食食べること
・1日30分は家族と会話をすること
そうして息子のゲームの鍛錬の日々が始まった。
私たちがいてWi-Fiを使ってると速度が遅くなると、
17時帰宅→2時間勉強→夕食&お風呂→20時就寝→2時起床でゲーム
という深夜にゲームをする生活を2カ月続けた。
そして定期テストの順位を落とすことなく、目標のいちばん上のランクになり、オーディションの権利を得て応募。
結果は・・・、不合格。
最初は『プロゲーマーなんて…』と思ってたけど。
頑張る息子に応援したくなって。
『もし諦めきれなければゲームの道で頑張ってもいいんだよ?』
と言った。
でも息子は、
『とりあえず大学受験するわ。教育学部行って先生になる。』
と言った。
あっさりと。
・・・お母さんびっくり。
『人に勉強教えるの楽しいな~て前から思ってたんだよね~』
と楽しそうにいう息子。
『大学に入ってからまたゲーム再開して、ゲームの塾とか起業してもいいかなって。
そう考えると教育学部での学びって役にたつだろうし!』
高校に入ってから私の知り合いのお子さんに勉強を教える機会があって。
そのせいか『教育学部なら楽しそう』と思ったらしい。
まあいいよ。
私は、君の心と体が健康でいてくれれば。
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そんなわけで、息子が勉強を見てる子達から『字』について考えたので、このエピソードを挟んでみました…。
〜③へつづく〜